MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

2a961186.JPG広島、新球場はメジャー流
三井物産がグループで運営支援、集客を強化
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090116/182950/

広島東洋カープの本拠地である旧広島市民球場が老朽化したため、球場を保有する広島市が広島駅近くに新たに球場を建設した。マツダ命名権を獲得、4月から「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」となるこの新球場は、ハードとソフトの両面で顧客満足度を高める工夫を随所に盛り込む。
まずは球場の構造そのものだ。米野球メジャーリーグでは一般的な左右非対称の構造で、外野席の数は人気のあるライト側(ホームチーム側)がレフト側より多い。シート幅も従来の43cmから50cm以上へと広げ、ゆったりと観戦できるようにした。
米でも人気の「ジャンボナンドッグ」
 観戦シートも多様化した。ファウルグラウンドは野球規則の制限ギリギリまで狭くしてあり、熱烈な野球ファンが選手のプレーを間近で見られる「砂かぶり席」などを用意した。テーブル席やパーティーフロアなど、食事を楽しみながら観戦できる席も新設した。
 冒頭で紹介したバーベキューは、30〜40人の団体客が一緒に楽しめる「びっくりテラス」で提供される予定だ。
 目立ちはしないが、顧客満足度を高めるうえで重要なのが1階観客席の一番外側に設置された周回通路だろう。「コンコース」と呼ばれる幅広い通路で売店やトイレを集中的に配置した。
 コンコースはどこからでもフィールドを眺めることが可能で、試合中に売店やトイレに行っても決定的シーンを見逃さずに済む。従来の球場では攻守交代のわずかな間にトイレや売店に客が殺到、売店の機会損失は大きかった。
昨年10月末には、三井物産が広島球団からスポンサーの開拓業務を受託した。「単に球場内の看板広告枠を販売するだけでは今やクライアントは満足しない。試合ごとの冠スポンサーを開拓するなど、費用対効果を検証しながら販売促進策を提供していく」と同社コンシューマーサービス事業第一本部の近藤安徳室長は語る。
 新球場では売店の面積が5倍に拡大、給食大手のエームサービス(東京都港区)が一括して管理を請け負う。同社はメジャーリーグの15球場で飲食店管理を受託している米アラマークと三井物産との合弁会社で、2007年7月から阪神電気鉄道とフードサービスについてコンサルティング契約も結んでいる。
 一括管理の利点は大きい。店舗間でメニューの重複が避けられるうえ、観客が少ないカードは店舗の一部を閉めるなど効率運営が可能となる。「アラマークが培ったメジャー流ノウハウをつぎ込む」と同社営業開発推進本部の紅林利弥副本部長は意気込む。



模型を見ただけですが、いい球場になるなあと思わせる新広島球場。

ここが素晴らしい。
・ドームでない球場!デーゲームは日差しを楽しみ、ナイターは夕暮れと夜風を楽しむ。
・全周のコンコース。トイレ行ってる間に見逃す事とか多いもんなあ。
・左右非対称のグラウンド。アメリカとかで顕著ですけど、
いびつな形の球場が各地の特色になるわけで。
左右も非対称で、グリーンジャイアントみたいな壁があるようなのがいいんですよ。
もっと言えば、その球場を本拠地にするチームは球場特性に合わせたチームを編成する事で、
ホームの利がさらに生きるわけで。
できればもっと変な形の球場が増えて欲しい。


でも新球場への移行がスムーズに進むというのも珍しいです。
歴史のある球場は本当に顕著で、甲子園から移転するとなったら
阪神ファンが黙ってないということで改修を重ねているという事もあり、
ボストンのフェンウェイ・パークではまもなく築100年をむかえるも、
「老朽化」や「収容人員の小ささ」という欠点を解消するため
何度か新球場計画があったのですが、
その度にファンから大きな非難を浴びて断念したということで。
もちろんこれは球団に対する愛であり、球場に対する愛ではあるのですが、
広島のように(比較的)すんなりと移行するのは珍しいような気がします。

都心のメジャーな球場としては、東京ドームと神宮球場があるのですが、
ドームは確かに快適だけど、神宮が好きですね。
夜風に吹かれながらだと、ありきたりなメニューでも
ビールがあればすごく美味しく感じる。

Black design
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