A-bike City 折り畳み自転車

http://blackdesignblog.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/04/15/abike.jpg

折り畳み自転車のA-bike Cityを導入。直接の理由としては、交通の不便な(バスの本数が少ない)地方都市で、駅から遠いところに行く機会が増えたため。


自転車としてみると、走行安定性は低い。重心も高いしホイールベースも短いしタイヤは小さいしで、路面の僅かな歪み等でもハンドルを取られる。走行中は一瞬たりとも気が抜けない感じで手に汗をかくことになる。折り畳んだ状態の重さ、折り畳み自転車としては軽い方だと思うけど、決して軽くはない。値段も安くはない。ギヤは低いので、ペダルを踏んでも効率は低いしスピードも低い(その代わり上り坂には結構強い)下り坂はなかなか怖い。走行にはしっかり練習してからの方が良いかと思うし、ヘルメット必須。

ネガティブな意見ばかり書いてしまったが、そこまでギリギリの設計をして手に入れたのが、折り畳みの簡単さ。
折り畳み自転車の多くは「折り畳む事も不可能ではない自転車」であって、日常的に簡単に折り畳めないものが多いのだが、A-bikeはかなり簡単に畳むことが出来る(公称20秒)実際はバッグに入れたりするので一分程度はかかるが、交通機関の駅や停留所でさくっと降りたたむことが、実用レベルで可能になっている。

折り畳み自転車で手に入れられるものは、移動の自由さ。例えば路線を乗り換えないと行けないけど直線距離は短い距離の移動とか(営団都営地下鉄の乗り継ぎだと微妙に運賃高いし)、大雨が降ってきたらタクシーに気軽に手荷物扱いで気軽に乗り込めたり、ちょうどバスが来たら自転車は折り畳んで乗り込むとか。

制約も色々あるし(電車の乗車中とか、置き場所が邪魔くさい)、移動距離と一日中重量物の持ち歩く面倒さをはかりにかける必要もあるけど、移動の自由度は格段に上がる。誰にでもお勧めできるものではないけどね。