ブラックホール

c89a5407.jpg米国でLHCの運用禁止を求める訴訟、ブラックホール生成実験は安全性が確認されていない
http://www.technobahn.com/news/2008/200803281315.html

欧州原子核研究機構(CERN)がスイスとフランスの国境沿いの地域に建設を進めてきた大型ハドロン衝突型加速器LHC: Large Hadron Collider)の運用の禁止を求める訴訟が21日、米ハワイ州地方裁判所に提訴していたことが27日までに明らかとなった。
LHCでの極小ブラックホール生成実験は、安全性が確認されているとは言えないとした上で、不用意にブラックホールを生成することは、その影響で災害が起きる可能性があると主張。その上で第三者機関によってLHCの安全性を確認できるまでの間、LHCの運用を禁止する仮処分命令を出すように裁判所に求めている。
CERNでは年内にもLHCの稼動を開始する予定で現在、最終準備作業を進めている。
LHCでは実際に、極小ブラックホールの生成実験が予定されている。しかし、LHCによってミニ・ブラックホールが生成できたとしてもそのミニ・ブラックホールは、理論上はホーキング放射によって直ぐに消滅することなども予想されており、実験そのものには危険性はないとする考えが今のところ、大勢を占めている。
ただし、一部では実験の危険性を指摘する声なども上がっていた。


リアル「神様のパズル」すか。実験の安全性に付いて慎重に検討が必要な時代が、こんなに早く来るとはね。

タイムトラベラーを自称するジョン・タイターも、「タイムマシンは、2034年に欧州原子核研究機構 (CERN) により試作1号機が実用化されたという。実際に CERN は現在、粒子加速器LHCによって、マイクロブラックホールを生成する方法について研究中であると発表している。ただし、生成されたとしてもすぐに蒸発すると考えられている。」と、タイムマシン技術とCERNの関係を伝えているし。(とはいえジョン・タイターはネット上の自作自演の可能性も大きいが)


それはともかく、未知の化学へ足を踏み入れようとしたら、どれだけ慎重に検証しても試してみないとわからない部分はある。核エネルギーが未知数だった頃、大都市のど真ん中の研究所で、実験で核爆発が起こった可能性も零でもなかっただろうし。
とはいえ今回の実験で「なにか」が起こる可能性は低いと思う。人類が現在注入できるエネルギーの量を考えれば、ということだけど。でもそう遠くない将来、大陸を、地球を、太陽系を破壊しかねない膨大なエネルギーを、人類が手に入れないとも限らないわけですよね。
計算上は、我々の銀河にも66万個以上の文明を持つ星があると言われているそうです。それだけ高密度でありながら未知との遭遇が未だ確認されないのは、文明が進化するある時点で何かが起こってしまうのかもしれない、などと空想してみました。



Black design
http://www.blackdesign.jp