OLYMPUS E-30
http://olympus-imaging.jp/product/dslr/e30/
もはや画質や画素数の競争だけでは差別化しにくくなった一眼デジカメ、
OLYMPUSのE-30は、銀塩写真をふんだんに意識した方向性を
打ち出してるように感じる。
ラフなモノクロームのような描写、
トイフォトを趣味レートしたモード、
ソフトフォーカスのような表現、
淡い映画のような作風など、多彩なフィルター。
それよりもアスペクト比の変更が可能。
昔はやったパノラマプリントと同様に
CCDの左右もしくは上下を使用しないということだけど、
6×6の中判を意識させる写真にはきゅんときた。
昔のカメラ雑誌などで6×6の写真はよく見たけど、
フレーミングは難しい代わりに、
決まったときの緊張感は本当に素晴らしい比率。
まあデジカメ写真である以上、
パソコンに持ち込めば何でもできてしまうんだけど、
撮るときに、ちゃんと最終比率を考慮して撮るという
当たり前のことに立ち戻るというのは良いなあと思う。
いまさら銀塩の時代には戻れないけど、
なにかを呼び覚ますような気がするんですよね。
とはいえ私はキャノン党なのであれですが、
何年かたって熟れてきたら、
中古でちょっと興味のあるカメラになるかも。
(もしくは他社が追従するかもですが)