極薄ディスプレイを組み込んだ「動く」雑誌広告がスタート

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http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1261
米Entertainment Weeklyが誌面に液晶ディスプレイを埋め込み、雑誌として世界で初めてビデオ広告を再生へ
米国の老舗エンターテイメント雑誌である「Entertainment Weekly」が世界で初めて、誌面上にビデオ広告を掲載する模様。
9月18日号に掲載予定となっているこのビデオ広告はCBSPepsiなどの広告40分程度が再生される予定で、読者が当該ページを開いたときに自動再生されるとのこと。仕組みしては、Americhip社(本社:米カリフォルニア州)が特許を保有するVIP(Video in Print)技術を採用した320×240ピクセル/薄さ2.7ミリの小型液晶ディスプレイをそのまま埋め込む。
なお、雑誌の世界では過去にE-Ink製の電子ペーパーを使って誌面上で簡易アニメーション表示するケースはあったが、動画再生は今回が初めてとなる。

最近の雑誌で、付録にCDやDVDが付いてくるのはそう珍しいことではありません。しかしいちいち袋を破って取り出して、プレーヤーで再生するのは結構面倒なもの。中にはまったく手つかずで捨てられてしまうものもあるため、広告の手段としての効果が高いかというと疑問です。
しかし、この極薄ディスプレイを組み込んだまったく新しい雑誌広告なら、手間無く見られる上によく目立つので効果が高そうな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=fgJ6DA50thw&feature=player_embedded


画面のサイズは2インチ×1.5インチ(約5cm×3.8cm)で厚さは約4分の1インチ(約6.3mm)で、
製本や運送などのショックに十分耐えられるものになっているそうです。 ページをめくると自動的に動画データのロードされ再生がスタートします。 こんな感じで再生。音ももちろん流れますが、ボリュームを調整するのは不可能。

凄いですねえ。一冊の単価はどれくらいなのでしょう?グローバルで膨大な部数を販売できる雑誌だからできることなのでしょうかねえ。ゴミの分別も心配だったり。

一般的になるのはまだまだ先かもしれませんが、雑誌広告のアートディレクターにも映像のスキルが当たり前のように必要とされる時代が近いのかもしれません。

しかし雑誌を開くだけで音が鳴りだすというのは、ちょっと嫌ですねえ。サイトを開くと音楽が鳴りだすような嫌な感じですし、電車の中とかの予期せぬタイミングで鳴り始めるのはちょっと。

とりあえず現物を手に入れたいですね。9月18日号のEntertainment Weekly。


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